
蛇口をひねれば出てくる水を飲んでいた時代も終わり、今ではミネラルウォーターを購入することが当たり前になりました。
それもそのはず。
日本のミネラルウォーター消費量(年間)ですが、1997年では6.3Lだったものが2016年では27.8Lと10年足らずで4倍以上伸びてきました。
そんな中、みなさんはどうでしょうか?
多くの方がミネラルウォーターを購入していることとは思いますが、わざわざスーパーやコンビニに行く方もいらっしゃると思います。
沢山、買いたいのに重くて・・・
なかなか買いに行く時間が取れない・・・
そんな悩みありますよね。
そういった悩みを一気に解消できるサービスが「宅配」です。
ネットスーパーや通販、さらにはウォーターサーバーといった様々なカタチで水を注文することができますが、これらはすべてご自宅まで届けてくれるんです。
その中でも着々と利用者数が増えているウォーターサーバーの宅配方式にスポットをあてて解説していきます。
【参考】 ミネラルウォーターの1人当り消費量の推移|日本ミネラルウォーター協会
目次
1. 【徹底解説】宅配方式のすべて
では、ウォーターサーバーの宅配はどのような内容でおこなってくれるのでしょうか。
1章では4つの観点から宅配について解説していきます。
1-1. 配送方法
まずはじめて「配送方法」です。
ウォーターサーバーの場合、大きくわけて2つの宅配方式にわかれます。
- 1way方式
佐川急便やヤマト運輸などの宅配業者によって段ボールケースで配送されます。
通常の宅配と変わりないため、もし不在になる場合は配送日時を変更することができます。
水は常温での保管ができるため、保管期間中に受け取るようにしてください。
- 2way方式
メーカーのスタッフがボトルの配送ならびに使用後のボトルを回収します。
次回の水を配送する際に空ボトルを回収するため、不在時には交換ができません。
このどちらにも共通していることは「定期配送」で水を届けてくれることです。
水を飲みたいのに買い忘れてる・・・なんてこともありません。
お客様が希望された周期(1週、2週、3週、4週)ごとに1回、希望のお水を自宅まで配送するサービス。
※メーカーごとに選べる周期が異なります。
1-2. 水のボトル
次にお水のボトルです。
これも宅配方式によってそれぞれ特徴があります。
- 1way方式
スーパーなどで販売されている同じペットボトルを採用しており、使用後はゴミとして捨てることができます。
使い捨てのため、いつでも新品となりますので衛生面も心配ありません。
- 2way方式
プラスチック製のガロンボトルを採用しており、回収後に各メーカーで専用液を用いてボトルの洗浄をおこない新品同様になるようにリサイクルしています。
使用後の空ボトルは置き場所をとるため、1way方式より保管スペースを多く設ける必要があります。
1-3. 水
それでは水はどう変わるのでしょうか。
- 1way方式
1way方式は天然水を取り扱っているメーカーがほとんどです。
「ナチュラルミネラルウォーター」と「ナチュラルウォーター」の2種類あります。
- ナチュラルミネラルウォーター
ミネラルが溶解した地下水。
ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をおこなっていない。
- ナチュラルウォーター
ミネラル分の溶解が少ない地下水。
ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をおこなっていない。
どちらも特定の水源から採水された地下水を原水として処理する方法に違いはありません。
要は特別な処理をおこなわないので、自然に近いままの水を味わうことができます。
水道水は塩素などを用いて殺菌をしていますが、天然水は生鮮品と変わりありません。
よって、徹底した品質管理が必要になり、充填するボトルもいつも新品のペットボトルが必然となるわけです。
- 2way方式
2way方式ではRO水を取り扱っているメーカーがほとんどです。
それではRO水とはどういった水なのでしょうか。
コンビニなどではあまり見かけませんが、ウォーターサーバーではポピュラーな水と言えます。
RO(Reverse Osmosis)は、浸透圧とは逆の大きな圧力をかけることで逆浸透を起こす技術です。
その逆浸透膜(RO膜)で作られた水のことをRO水と呼び、その膜を通すことで水に含まれる不純物を取り除いています。
RO水の場合、不純物を取り除く際にミネラル分すらも取り除いてしまうため、天然水に比べておいしい水とは言い難いかもしれません。
メーカーによっては、わざわざミネラルを添加しているところもあるのが現状です。
天然水とRO水の違いについては「水のプロが解説!おいしい水の選び方とオススメの水2選」をご覧ください。
詳しく解説しています。
1-4. ウォーターサーバー
すでに解説した通り1way方式ではペットボトル、2way方式ではガロンボトルを扱っています。
サーバー内部からボトル内への外気混入が大きく影響してきます。
それぞれ下図の特徴があります。
1way方式 | 2way方式 |
---|---|
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大気圧でボトルがつぶれていくため、外気に触れにくい | ボトルがつぶれないため、外気が混入しやすくなる |
2. メリットとデメリット
1章では基本的な内容について解説してまいりましたが、2章ではメリットとデメリットについて纏めて解説したいと思います。
比較ポイント | メリット | デメリット |
---|---|---|
ボトル | 使い捨てのためいつでも新品 | 段ボールとペットボトルのゴミがでる |
衛生面 | 水の使用状況によって大気圧でペットボトルが潰れていくので、外部空気が入りづらく衛生的 | ― |
配送面 | 日時指定や不在票対応が可能 | 配送会社を選択できない |
比較ポイント | メリット | デメリット |
---|---|---|
ボトル | 交換してくれるのでゴミがでない | リサイクルをしているためお客様の保管状況によっては、衛生面に不安が残る |
衛生面 | ― | ボトル内に空気が入ってしまうため空気中の雑菌が入りやすくなってしまう |
配送面 | 配送員がメーカースタッフなので、細かいケアが可能 | 細かい日時指定ができない場合がある |
表を見て頂くとそれぞれメリットとデメリットがあることがわかるかと思います。
どっちがいいのかわからないという方は参考にしてみてください。
3. 宅配方式別のウォーターサーバーメーカー
3章では宅配方式別にウォーターサーバーメーカーをご紹介したいと思います。
3-1. 1way方式
プレミアムウォーター
プレミアムウォーターは業界初のアプリを採用し、簡単にマイページへアクセスすることができます。
追加注文や休止はもちろんのこと、配送日時の変更もできるので忙しい方にもオススメです。
水も1wayの特徴である「天然水」にこだわり複数の採水地からお届けしています。
その他の会社としては以下の通りとなります。
メーカー | 公式サイト |
---|---|
フレシャス | http://www.frecious.jp/ |
コスモウォーター | http://www.cosmowater.com/ |
うるのん | http://ulunom.tokai.jp/ |
サントリー | http://www.suntoryws.com/ |
3-2. 2way方式
クリクラ
クリクラは2wayが主流ですが、その一方で「クリクラミオ」という天然水(1way)も取り扱っています。
2wayでは難しかった配送日時指定や不在対応など、クリクラミオでは可能となりました。
その他の会社としては以下の通りとなります。
メーカー | 公式サイト |
---|---|
アクアクララ | http://www.aquaclara.co.jp/ |
アルピナウォーター | http://www.alpina-water.co.jp/ |
ハワイアンウォーター | https://www.hawaiiwater.co.jp/ |
本記事では宅配に関してご紹介しましたが、ウォーターサーバーについて、詳しくは、「ウォーターサーバーのメリット4選|これが人気の理由だ」をご覧ください。
宅配方式のことも含め、いますぐに使いたくなってしまうウォーターサーバーのメリットが書かれています。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウォーターサーバーの宅配方式は2種類です。
■ 1way方式
- 天然水
- ペットボトルタイプで使い捨て
- 大手配送会社でのお届けのため利便性がいい
■ 2way方式
- RO水
- ガロンボトルなのでゴミがでず、空ボトルを返却するだけ
- 配送員がメーカースタッフなので、御用聞きのように色々と相談しやすい
それぞれ特徴がありますので、重要視するポイントを考えてみてくださいね。
著者はめんどくさがりなので利便性がある1way方式がオススメ です。